結論:アマフレが終わる材料がみつからないです
アマフレが終わるって言って人がいるよー、ほんとかなぁ...
日本では2019年より開始された「アマゾンフレックス」軽貨物ギグワークの新しい働き方として、今や全国に拡大しています。
SNSなどに常につきまとうのは「アマゾンフレックス 撤退」の噂。
たびたび再燃しますが火の無い所に煙は立たないともいいますし、アマゾンフレックス現状も確認しつつ噂の検証をしてみます。
- 2019年アマフレ初期より稼働経歴あり
- 東京・神奈川の複数のステーションで稼働
- アマゾンフレックスだけで年間売上200万円以上
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採算が合わない説
一番に言われてるのは「アマゾンフレックスの採算が悪いからデリバリープロバイダ(デリプロ)に戻す」という話。
アマフレがテスト開始した2018年、それまでアマゾンの荷物を主に配送していたクロネコヤマト等配送業社が値上げを表明しました。
デリプロという仕組みを作りさらにアマゾンフレックスへと拡大していったのは、「配送コストを下げるため」と当初言われました。
2015年 | 米国にて運用開始 |
2018年 | 東京都にてテスト運用開始 |
2019年3月 | 東京都にて本格稼働開始 |
2019年5月 | 愛知県にて稼働開始 |
〜2024年 | 全国に稼働拡大中 |
大手配送業社と運賃交渉の噂があるたびにでる「アマフレ撤退」
アマフレ開始後も、ヤマト運輸と運賃の折衝ができたからアマゾンの荷物は、ヤマトに戻るぞなんて話が定期的にでる噂話です。
アマゾンは全ての配送をデリプロ、アマフレに切り替えるつもりはなくヤマト運輸や佐川等も利用し続けています。
その中で運賃交渉が行われ荷物の分配割合が変わることは当然あるでしょうが、それがアマゾンフレックスの撤退には結びつきません。
アマゾンフレックス のエリアはどんどん拡大している
2019年には東京の一部のみだったアマゾンフレックスですが2023年には、北海道から沖縄までまさに全国に拡大しています。今更すべて終了するという話には無理がありそうです。
撤退するなら募集などのプロモーションは行わないでしょう
アマゾンフレックスをしばらく休んでいると、再度アマフレをやりませんか?という電話や、アマフレを再開した人に追加報酬を支払うプロモーションなどを行なっています。
もうすぐアマゾンフレックスが終了するなら、今から募集広告などプロモーションを行うとは思えません。
電話にて休止理由のヒアリング |
配達再開者への特別インセンティブ |
こんなに動きがあるのに撤退するでしょうか?
効率化、利益確保のために荷物の配分変更がよく行われる
アマゾンは配送無料、翌日配達などのプライムサービス配送にかかる費用に大きな赤字を抱えています。
その中で、例えばアマフレをやめる、ヤマトをやめるとかどの配達方法を絞るのではなく、各配送プログラムが適した所に荷物を配分することを随時行なっています。
その一環で、今までアマゾンフレックスだったエリアをデリプロに変えたり、またその逆もあるでしょう。そのような動きがあるたびに、オファーの増減があるので減った場合には「撤退するのでは?」という憶測を呼ぶのではないでしょうか。
閑散期になると出る「撤退説」
SNSを見ていると特に閑散期に入ると、オファーの数自体が絞られるので「撤退するのでは」という発言をよく見かける様になります。
なにも言わないアマゾンも悪い
アマゾンフレックスにおいて、物流量の調整や時節的要因によるオファーの増減は予告なしに行われます。
参加者の不安を払拭することは安定した配達人員の確保にも繋がるので、アマゾンも調整や変更の際は事前にアナウンスをすることが求められると思います。
ネットに広がった「2023年7月アマフレ終了」の噂
最近の話では「2023年7月にアマゾンフレックス撤退」という説が、SNSやYotubeで広がりました。
ここまで拡大したアマフレを撤退するとしたら、他の配送手段を大々的に動いて用意しないと大変なことになりますよね。自分の知る限りでは特にそのような動きはありませんでした。
1つ動きがあるとすれば2023年10月より施行される「インボイス」絡みの動きかもしれません。
7月になりましたが、特になにもありませんでした!
声高に終了説を唱えていたYoutubrはどうしたんでしょうね...
DSPの開始も話題になった
先日「デリバリーサービスパートナープログラム(DSP)」の開始が発表されました。アマゾンの配送を行う配送業者を、アマゾンが持つノウハウを利用しサポートして起業するプログラムなのですが
いままでに前例の無いプログラムなので、詳細が分かるまでに色々な憶測が飛び交い当然の様に「アマフレ撤退」の噂もたちました。詳細をまとめた記事があるのでぜひお読みください。
まとめ
アマゾンは様々な配送方法を組み合わせてサービスを維持している
アマゾンはプライムの最短翌日配送などのサービスを維持するために、1つの配達方法ではなく様々な方法での配達方法を模索、実現しています。
アマゾンフレックスも当然その大きな柱の一部であり、最近でも「DSP」や「Hub」など新しい配送サービスを開始しています。そんななかアマフレだけ今から撤退するとは到底思えないのです。
現状でもまだ人不足
アマゾンの配送サービスを維持するためには、まだ現状でも理想とする配達手段(配達員)の数は足りていないと思われます。
以上、アマゾンの状況を踏まえ検証してみましたが、アマゾンフレックスを撤退させる理由が見当たらないのです。
アマゾンのやることには常に噂がつきまとう
こうして見てみると、アマフレが終わるとは思えないねー
アマゾン配送の課題とまとめ
- プライム等配達サービスの安定がアマゾンの課題
- DSPやHubなど新サービスも開発して安定化を図っている
- 現状でもまだ配達手段(配達員)は不足
- アマゾンフレックスが終わる理由が見つからない
アマゾンフレックスの開始もそうですが、アマゾンという会社はものごとの新しい仕組みを作り実現させるのが上手い会社です。
しかし大きくなりすぎたあアマゾンの社風、CEOジェフベゾスの独特な会社経営に、末端の人間が翻弄されることがあるのも事実です。
噂に惑わされないように、アマゾンとは一体どんな会社なのかということを知っておくのをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。アマゾンの配送について掘り下げた記事もありますのでぜひお読みください。
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